「蛙鳴蝉噪」(あめいせんそう)
やかましいばかりで実りのない議論や、内容が乏しい下手な文章のことや無駄が多くて中身が伴わないことを意味する四字熟語。
蛙や蝉がやかましく鳴くことから、うるさいばかりで何の役にも立たないことが漢字の由来。
先日は口数が多い人に贈る「空き樽は音が高い」ということわざを学んだ。ほとんどそのことわざと意味が同じ。
どちらも中身がないことをやかましく議論したり、声が大きい割には中身が重要ではないことを意味する。
ついつい声が大きい人の言うことは説得力が出てしまうこともあるが、冷静に聞いてみると中身の重要性を感じられなかったりすることもある。
ただ、逆説的に言うと、どんなに重要なことや大切なことも声が小さいと説得力が乏しくなってしまうことがあるから、できるだけ大きな声やアクションで伝える努力は必要なのかもしれない。
個人的には「蛙鳴蝉噪」な人や「空き樽は音が高い」的な人とは関わりになりたくないし、自分はそんな存在にはなりたくない。
うるさいばかりで役に立たなかったり、中身のないことを声高に伝えることを美学とする人たちもいるから世の中は不思議なものだ。
「蛙鳴蝉噪」