ブルーインパルスに感じる違和感に学ぶ四字熟語「表裏一体」

「表裏一体」

この四字熟語の意味は、一見すると対立するようにも見える二つのものが実際には密接に結びついていて、切り離せない関係にあることを表す。

現在開催されている大阪・関西万博の初日に飛行するはずだったブルーインパルスが天候不良だったために昨日と今日、改めて万博会場の上空を飛行するそうだ。

ブルーインパルスに関する報道を見ているといつも矛盾を感じる。

ブルーインパルスも戦闘機なんだから戦争のための道具であり、戦争のための組織であり、いざというときには何らかの形で国を守るための訓練の一環としてのブルーインパルスであるはずだ。

だけど、ブルーインパルスに関しては世の中が極めて好意的に報じる。

自分自身は入間基地の航空祭なども見に行くし、やはりブルーインパルスを始めとする航空機を見たり、飛行する際の轟音を聞くと興奮してくるくらい大好きだ。

だから、この社会に戦争を彷彿させる何かがあっても必要以上に戦争反対とか平和が脅かされると声を上げるつもりはない。

いつも「この国が戦争に向かわないように」などと声高に叫んでいる人たちはブルーインパルスに関する報道をどのように見るのだろうか?

ブルーインパルスも原子力発電も自衛隊も全部一緒くたにするつもりはないが、とにかくブルーインパルスも国防も様々なことは社会において切り離すことができない「表裏一体」の存在なのではないだろうか?

戦争も平和も表裏一体、秩序も混乱も表裏一体。それが社会というところではないだろうか?

「表裏一体」