いよいよ梅雨明けしそうな今こそ「晴好雨奇」

「晴好雨奇」(せいこううき)

今日は朝から雨がパラつく天気だけど徐々に雲の合間から青空が見え始めた。

天気予報によると明日からは晴れて気温も35度前後の猛暑が続くらしい。

いよいよ梅雨明けの時期だろう。

「晴好雨奇」四字熟語の意味は、晴れでも雨でも自然の景色にはそれぞれ趣きがあり、景勝地では眺めも素晴らしいということ。

「奇」という字は普通とは違って優れているという意味で使われている。中国の名勝として知られる西湖の美しさを東地出身の美女西施になぞらえた詩からきているそうだ。

個人的には雨は全然嫌いではないが、この時期の湿度の高さには閉口する。常にサウナにでも入っているかと感じるくらい生暖かい空気が体力をジワジワと奪っていく。

それでも晴れには晴れの良さ、雨には雨の良さもあるし、特に農作物にとって雨は欠かせない。

もちろん人の生活にも飲み水としての雨が降らなければ困ってしまう。

これらの感覚や「晴好雨奇」という言葉から学ぶべきことは、やはり日々の天候や自然に感謝しながら前向きに日々を楽しもうとポジティブに受け入れるマインドが大切ということだ。

ただし、天気や気圧が悪いと体の調子が上がらない日を体感することも事実。だから無理やり「楽しい楽しい」と思わずとも、その日の体調なりに日々のベストを尽くすという気持ちでいればいいことだろう。

年間を通じて「今日は体調がいい」なんて感じる日の方が圧倒的に少ないというか、「今日は調子悪い」と感じることが日常で、体調が良く感じる日は年に数日あるかないかだ。

だからこそ、体調の変化や体調の上下にあまり左右されないように、自分なりに生活のリズムを整えて過ごすことが重要だろう。

明日からは本当に夏に突入だ。盛夏を乗り切れるように「晴好雨奇」を楽しみながら一日一日を大切にしよう。