悪石島から避難に学ぶことわざ「降らぬ先から傘」

「降らぬ先から傘」

このことわざは読んだ通りに、雨が降る前から傘を準備しておく方が良いということ。

何かことが起きてから備えてもそれは後の祭りで、備えがあれば憂いは少なくなる。

最大震度6弱などの地震が頻発する鹿児島県十島村の悪石島から住民の島外避難が始まった。

地震が頻発する恐怖は体験した者でなければ解らないだろう。小さな地震でも揺れが始まると「このまま大地震になるのではないか?」という恐怖が頭をかすめる。

それが頻繁に起きるわけだから、現在の悪石島周辺の方々は本当に夜も眠れないだろう。しっかりと非難して体を休めて欲しい。

我々も遠く離れた地域の話とたかをくくらずに備えたい。

雨が降る前から傘をさす必要はないが、折りたたみ傘を持って出れば万一の降雨 もずぶ濡れにはならずに済む。

そんな備えを怠る者や面倒臭いと思う人には、こんな言葉も添えたい。
「知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者はおそれず」

賢い者は準備を迷わないし、仁に篤い者はたたただ恐怖にフリーズしないし、勇者は冷静に振る舞う。

そんな大人に私もなりたい。

「降らぬ先から傘」