『石車に乗っても口車に乗るな』(いしぐるまにのってもくちぐるまにのるな)
「石車」は、踏みつけた小石に足をとられること。「口車」は、口先のうまい言い回し。
「石車に乗っても口車に乗るな」ということわざは、たとえ小石につまずくことがあっても、誰かの甘い言葉に騙されてつまずかないように注意しろという意味がある。
1953年(昭和28年)8月28日午前11時20分、日本テレビ(JOAX-TV)が民間放送として初のテレビ放送を正式に開始した。
同じこの年の1953年2月1日に日本で初めて日本放送協会(NHK)の東京テレビジョン(JOAK-TV)がテレビ放送を開始していたのだが、民法は1953年の今日放送開始ということなので、今日は民法テレビスタートの日ということになる。
NHKも民法も放送を開始してから72年ということになるが、この間は様々な紆余曲折があった。
最近で言えば、ジャニーズ問題やライブドア事件もその類と言っていいだろう。
そして現在ではテレビや新聞などはオールドメディアと称されて、視聴率や新聞購買数などは軒並み激減の一途。
それもこれも、やはりSNSの発達によってメディアがある程度情報操作しているということを隠し切れなくなったしまったということも言えるのではないか。
世論調査と称して適当な数字を根拠に民意の流れを作ったり、大した中身もないような話を専門家と称する大学教授や金融機関の人など御用学者に語らせるたり。
若いときには気付かなかったような放送の裏側の意図が感じられるような世代になると本当にテレビやメディアがバカバカしくなった。
だからテレビの言うことをまともに聞くなという意味で『石車に乗っても口車に乗るな』ということわざが参考になる。
この季節、「できるだけ外出せずにエアコンの効いた部屋で過ごすように」と熱中症への警戒を促すが、外出せずにエアコンの効いた部屋でできる仕事に就く人は日本の労働者人口のどれくらいの割合だと思っているのだろうか。
テレビやオールドメディアの報道には本当に心底の憤りを感じる。
私は絶対にテレビの報道を信じない。『石車に乗っても口車に乗るな』