憲政史上初の女性総理大臣高市早苗首相に学ぶ『解語之花』(かいごのはな)

『解語之花』(かいごのはな)

言葉を理解する美しい女性の比喩を表す言葉から転じて、教養があって美しさだけでなく聡明さもある女性を称える四字熟語。

中国の玄宗皇帝が愛する楊貴妃と共に蓮の花を見た際、「美しい蓮も、この『解語の花』には遠く及ばない」と述べたこと故事に由来している。

『解語の花』という言葉は「言葉を解する花」という意味。「言葉を解する」ということが教養があって聡明ということを表して、「花」ということが美しい女性を表している。

2025年(令和7年)10月21日憲政史上初の女性総理大臣として高市早苗首相が誕生した。この日は近い将来教科書に載るような、ガラスの天井が突破された歴史が動いた日になった。

自民党総裁に選出された際の「働いて、働いて、ワークライフバランスという言葉を捨てて働く」という言葉が際立ってしまった感があるが、首相としての初会見や他党への挨拶を聞いていても女性ならでは言葉選びや配慮を感じた。

これまで続いていた政治家系の出身でもなく、極めて普通の家庭の育った中からでも総理大臣になるほどの教養と聡明さがある。

初の女性総理大臣が誕生したというだけで、これまでの閉塞感が漂っていた日本の空気が少し変わるような気がする。

ただし、少数与党として厳しい船出であることは間違いないし、これからも難題が待ち受けていることだろう。

そこを乗り越えて国民が変化を体感できることがあれば、次の衆院選などの国政で自民党が過半数を超え高市政権の基盤が盤石になる可能性も出てくる。

まだまだ女性が社会進出するだけも苦労が多かった時代から政治家になり、ガラスの天井を破るまで登り詰めた高市早苗首相には『解語之花』(かいごのはな)という言葉が相応しい。