『抜山蓋世』(ばつざんがいせい)
気力や勢力が強大で盛んなこと。山を抜き取るほどの勢いと世間を蓋い(おおい)尽くすほどの気力にあふれていることを意味する四字熟語。
大谷翔平選手がメジャーリーグで史上6人目となる2年連続の50号本塁打を打った。この日は二刀流としても5回無失点という偉業。投手としては残念ながら勝ち星にはつながらなかったらしいが、それでも本当にメジャーリーグでも他には類をみない唯一無二の存在だ。
ここ数年はスポーツニュースを見ると必ずと言っていいほど大谷翔平選手の話題が出てくる。シーズンオフでも何かイベントに参加したり、大谷翔平選手の行く先や行動を報道陣が追いかけている様子が伝わってくる。
まさに『抜山蓋世』のごとく、気力や勢力が盛んで、山を抜き取るほどの勢いとその結果を報じるメディアが世間を蓋い尽くしている。
何度もメディアが使っていた言葉になるが、本当に『漫画見たい』『小説や漫画でもこんなストーリー書けない』という表現がぴったりと相応しい。
彼の活躍を現在進行形で見ることができるのは幸せだし、同じ日本人として誇らしくて光栄だ。
翻って、大谷翔平選手の活躍や井上尚弥選手の活躍、その他にもいろいろな分野で活躍する人を報じるメディアを見ると自分自身の現状を嘆きたくなることもある。
でも、現在活躍している人たちも幼いころからや長い長い努力を続けて積み重ね、10年20年継続したことの上に現在があることを忘れてはいけない。
私たちも自分の現状なりに目標を持って、努力を続けていくことができれば何かしらの成果はついてくるはずだ。
そして、それは何歳からでもいつからでも誰にでもできることだ。今現在の結果を報じる報道だけを見て羨ましがったり妬んだりする必要はない。
私たちは一人一人がオリジナルでユニークな存在だから、自分のキャラクターや環境に合った目標を見つけて努力を続けよう!
『抜山蓋世』(ばつざんがいせい)
