日経平均株価5万円突破に学ぶ『百尺竿頭一歩を進む』(ひゃくせきかんとういっぽをすすむ)

『百尺竿頭一歩を進む』(ひゃくせきかんとういっぽをすすむ)

すでに到達した最高の境地から、さらに一歩進んで前進すること。現状に満足せず、さらなる高みを目指すリーダーの姿勢を期待する意味のことわざ。

極限の地点に到達してもそれに安住せず、さらに一歩踏み出し、努力や工夫を尽くして更なる進歩を目指すこと。

中国の禅宗の書物『景徳伝燈録』の一節「百尺竿頭須進歩、十方世界是全身」に由来することわざ。

「百尺竿頭須進歩、十方世界是全身」は、「百尺の竿の先端にいる(達した)者よ、さらに一歩を進めよ。そうすれば、十方世界(あらゆる世界)が、おのれの全身となる」という意味の禅語。

まだ終値には至っていないが、日経平均株価が5万円の壁を突破したと報じられた。これは間違いなく、高市早苗新首相への期待値が高いことの証左だろう。

高市早苗新首相はこの週末にASEAN首脳会議のためにマレーシアを訪れ、今朝の早朝に帰国した。

もう今日にはトランプ大統領が来日され、明日には日米首脳会談という運びになる。

ASEANでの高市早苗新首相の振る舞いやASEAN諸国首脳陣とのやり取りなどが報じられて、俄然新政権への期待値が高まったことが早速株価の動きに現れたようだ。

個人的には、いつも首相が変わっても自分たちの生活が変わるわけでもないと冷めたところがあり、今回もさほど期待はしてないつもりだ。

しかし、それでも初の女性首相という点への好感や、高市早苗氏の人柄なのだろうが笑顔で他国の首脳と接する点や報道陣や側近にも笑顔と熱い気持ちを語るときの表情の変化から伝わってくる何かが大きいと感じる。

日経平均株価で言えば、つい今年の初めには3万円台の後半だった。それが、年末を前にした時点で5万円の壁を突破したことは、やはり新しいリーダーへの期待が高いということで、金融関係者はもちろんのこと投資家の多くもさらなる飛躍を期待することだろう。

それが『百尺竿頭一歩を進む』(ひゃくせきかんとういっぽをすすむ)という言葉につながる。

日経平均株価5万円突破という「百尺竿頭」に到達したともいえるし、さらにそこから「一歩を進む」ということが期待される。

と言っても、まだまだ高市早苗新政権は船出したばかり。課題は株価だけではないし、これから難題や難問もたくさん待ち構えていることだろう。

私たち一般庶民の国民も自分にできることに最善を尽くし、自分たちなりの『百尺竿頭一歩を進む』(ひゃくせきかんとういっぽをすすむ)心境で日々を過ごしたい。