「長汀曲浦」(ちょうていきょくほ)
「汀」は渚や水際など陸と水が接するところや波打ち際を意味する。「浦」は浜辺や湾など長く続く水際と曲がりくねるような湾のことを指して、海岸線や海辺が延々と続いていることを表す四字熟語。
先ほど、カムチャッカ半島で起きた地震による影響で日本列島太平洋側で広く津波警報が発令された。
最初はマグネチュード8ぐらいと推定され津波注意報だったが、マグネチュード8.7と修正されたために注意報から警報へと警戒から即非難へと体制が変更になった。
日本は島国で「長汀曲浦」なので、警報も北海道から和歌山辺りまでが警報の対象地域となっている。
「長汀曲浦」という言葉の意味からは何となく風光明媚的な感覚も漂うが、まさに島国の日本は海に囲まれているため津波が起こる可能性が高まると警戒しなければならないエリアも広くなる。
現在は、JRの東海道線や江ノ電なども一時運休となった模様だ。
とにかく、まずは震源地近い地域に住む方々の被害がないことを祈るとともに、津波の被害も警戒を超えないことを祈る。
そして、このような機会にしっかりと警戒や避難を行うという習慣を身に付けるためにも対象の地域では甘くみずに行動を起こして欲しい。
ただ、この夏休みの時期に海や川にレジャーに行っている方も多いだろうから、混乱などが起こらないよう各自治体には広く広報や注意の呼び掛けに努めてもらいたいものだ。
自分がいる場所が揺れなければこのような警報を受信するのは難しいかもしれないが、我々が住む日本という島国の宿命と考えて、このようなケースも自分の経験値の一つに積み重ねていきたい。
注意と警戒を怠らない「長汀曲浦」の国にしよう!