悠仁さま伊勢神宮参拝に学ぶ『神様にも祝詞』

『神様にも祝詞』(かみさまにものりと)

私たちのような一般庶民と皇室といった環境との違いはいかばかりだろう。

そして、『神様にも祝詞』(かみさまにものりと)ということわざ。

意味は、神様は何でもお見通しとは言え、祈りの言葉を口に出して初めて伝わるもの。このことから、分かっていることであっても改めて言葉にして伝えることによって、初めて相手に伝わるということ。

悠仁さまは、伊勢神宮参拝で何をお祈りなさったのだろうか。

天皇陛下も皇室関係者も悠仁さまも伊勢神宮への参拝を欠かさない。それはやはり『神様にも祝詞』で、直接現地へ趣いて自分の願いや祈りを直接伝えることによって伊勢神宮の神々が理解してくれるからだろう。

逆説的に言えば、天皇陛下であっても悠仁さまであっても、伊勢神宮の神様へ直接お祈りを伝えなければ伝わらないということ。

それは、神様によって願いや祈りが聞き入れてくれるかどうかということよりも、自分自身が自分の気持ちや願い、祈りを言語化して自分自身としっかりと向かい合い、自分が選択する方向性などを自覚することが大切という意味もあるだろう。

神様に願えば何でも現実になるわけではない。神様は努力する者にしか微笑まない。他力本願では祈っての効果はない。

「人事を尽くして天命を待つ」という言葉につながるように、自分にできることはやり尽くして、その上で神様が力を貸してくれるかどうかということが重要だ。