『巾帼英豪』(きんこくえいごう)
巾帼英豪とは、優れた女性や特に勇猛で才気にあふれるような武勇に優れた女性の英雄を意味する中国語の言葉。
巾帼(きんこく)とは、もとは古代中国で女性が身につける頭巾や髪飾りのことを指すことから転じて女性を表す言葉。
英豪(えいごう)は、「英俊豪傑(えいしゅんごうけつ)」の略で、非常に優れた才能を持ち、人並み外れた勇敢さを持つ人物を意味する言葉。
自民党が結党以来、29代目にして初の女性総裁が選出された。『巾帼英豪』(きんこくえいごう)は、まさに現在の高市早苗氏に相応しい言葉だ。
これまでの閉塞感が漂っていた政治から少し雰囲気が変わりそうな空気も出るように感じる。
男性だからとか女性だからということも決してなくはないが、初の女性総裁誕生、そして現時点では未確定ではあるものの初の女性総理大臣誕生の可能性が極めて高くなったことを歓迎する日本国民は多いと思う。
高市早苗氏にしても決してこれがゴールではないないものの、ここまでの道のりを越えてきた気持ちの強さは素直に称えたい。
まだまだ男女の区別が大きかった(今も小さくはないが)時代に政治家に転身して、苦労も大きかったことに違いない。
64歳・当選10回という脂が乗った今こそ国のために全力を出すときがきたということだろう。
安倍元首相が銃弾に倒れてからはなおのこと、その以前からも閉塞感というか政治への諦めのような感覚が強かったし、今回のことも首相が女性になったところで、たった一人の力で何かが大きく変わるものではないとも思う。
自分の生活を向上させるのはどんな環境になってどんな首相になっても、どこまでいっても結局は自分自身だ。
だけど、何か明るい雰囲気とか希望という空気感が持つ力も小さくない。
まずは今月10月15日に召集される臨時国会で首相へ選出される公算が大きいし、ほぼ間違いはないと思われる。
憲政史上初の女性総理大臣が誕生したときに、また相応しい言葉を学びたい。
