『栴檀は双葉より芳し』(せんだんはふたばよりかんばし)
「栴檀」とは「白檀」という香木のこと。さらに言えば、「香木」とは、自然の作用によって樹脂に香り成分が生成されて、特別な香りを発するようになった木の総称のことを言う。日本では一般的に、伽羅(きゃら)、沈香(じんこう)、白檀(びゃくだん)の3種を指し、これらは香道やお香、線香の原材料として利用されている。
『栴檀は双葉より芳し』は、香木(栴檀)が自然発生的な現象によって、すでに芽生えたころからかぐわしい香りを放っているということから、人間も同様にしっかりとした教育を受け、教養が確かな人は子供のころから何かしら人を引き付ける魅力がある、という意味のことわざ。
秋篠宮妃紀子さまが今日お誕生日を迎えられた。
皇族だからとかという意味ではないが、やはり我々の国にとっての象徴にあたる天皇陛下を頂点とした皇族の皆様にもきっとご苦労はあると思う。
そして、そこに民間の外から嫁ぐということは、一般庶民からみると華やかで贅沢に見える気もするが、傍から見るよりもきっと大変なことがたくさんあるだろう。
そんな中においても3児のお子様を育てられ、我々にも慈しみの感覚で接して下さるであろう紀子さまにも誕生日を機会に益々ご健康に留意されてお過ごし頂きたい。
今にして思えば、皇室に嫁がれるという運命に導かれるのも、『栴檀は双葉より芳し』のことわざのように、しっかりとした教育と教養を身に付けられたことから醸し出される魅力に秋篠宮さまが魅かれたということだったのだろう。
私たち一般庶民も皇室のような生活に憧れるのではなく、何歳からでも、何歳になっても、個々が自分なりの教養を身に付ける努力を怠らないということが大切なことだろう。
それを今年の秋篠宮紀子さまの誕生日から学んだ気がする。
『栴檀は双葉より芳し』(せんだんはふたばよりかんばし)
