「相碁井目」(あいごせいもく)
何事においても実力には違いがあるということを囲碁に関する言葉で表す四字熟語。
「相碁」とは実力の差がない者同士で打つ碁のこと。「井目」とは弱い方が碁盤上にあらかじめ先に石を9個置いてから対戦すること。
どんなことでも実力を上げようとするならば、投下時間×集中力だと思う。
プロになるということや何か大きな大会で優勝するという高い目標を達成しようとするならば元々の才能が左右することがあるかもしれない。
ただ、それぞれの種目や競技を楽しめるレベルということであれば、ある程度の投下時間をかけて集中して練習や経験を積めば、必ず誰でもたどり着けると思う。
結局のところ、多くの人にとって難しいのが継続すること。続けることが難しい。
思うように上達しなかったり、他の人と自分を比べてしまってどうしても自分が見劣りするような感覚になってしまったりすると急にモチベーションも下がってしまったりする。
だから、大切なことは人と比べないこと。
比べるなら昨日の自分や先月、昨年の自分と比べることで、過去の自分と比べれば必ずどこかしらは進歩しているところが見つかるはず。
それが継続するコツだと思うし、その積み重ねがやがて「相碁井目」という言葉を実感できる日につながることだろう。