日々が辛いなと感じる人に贈る四字熟語「一陽来復」

「一陽来復」(いちようらいふく)

来復の「復」は、陰暦の11月または冬至を指す。来復で陰暦の11月とか冬至の頃が来たという意味。

「一陽」は初春の気配を表す熟語で、春がやってくるという意味。

これをつなぎ合わせて、厳しい冬が終わって暖かい春が巡ってくることを表し、辛いことや嫌なことが続いた後には必ず良いことにつながるという意味の四字熟語となっている。

人は生活していると、当然ながら今まさに目の前の現実が全てで、辛い日々を送っているとそれがいつまで続くのかと不安を感じてしまう。

それが高じると、先にはもっと悪いことになるのではないかとネガティブ思考がより強くなってしまうこともあるし、いずれは辛い現状が変わる日が来るとはなかなか考えられない。

けれども、悪いことだけがひたすら続くということもないし、必ず辛い日々が良いことにつながる日が来ると考えを切り替えることが、逆に良いことを引き寄せる力につながる場合もある。

だからこそ、昔からの四字熟語に「一陽来復」というような言葉もあるわけだ。

最近YouTubeで特によく見るのが二子山部屋を始めとする相撲部屋関係動画の中で日々稽古に励む力士たちにも「一陽来復」という言葉を贈りたい。

稽古は裏切らない。そして、今はなかなか番付昇格が難しくても必ず成果につながるときがくる。

それを信じて、今日も目の前の稽古や仕事に励もう!

「一陽来復」