仕事での成果を焦る人に贈ることわざ「商いは牛の涎(よだれ)」

「商いは牛の涎(よだれ)」

商売や仕事は、牛のよだれが細く長く切れ目なく流れ出るように続けて、こつこつと気長に辛抱して継続しなさい。しっかりと軌道に乗るまでは利益を急がないように、という意味のことわざ。

「商い三年」ということわざと同じく、仕事や商売は長い年月をかけて実績と信用や信頼を積み重ね、それが三年程度経ってくるとようやく利益になり始めることを教えてくれる。

子供のころには習い事をするにも学校などに通いながらということになるから、何年もかけて一つのことを習得していく過程に違和感がないけれど、大人になってから新しい仕事や習い事などを始めると早く成果を出したくなる気持ちも解る。

その気持ちとは裏腹に、他の人は自然にやっているように見えて自分だけができていないような気になったりもする。

でも自然にできているように見える人も実は何年もかけて少しずつ習得してきているはず。

自分のペースで「焦らず弛まず怠らず」に、牛のよだれのように継続していくことを心がけよう!

「商いは牛の涎(よだれ)」