東京都北区のShimoです。
平成30年4月30日は月曜日、ゴールデンウィークの中日と言っていい感じでしょうかね。
午前7時の北グラウンド
4/30は、まず窓ガラス洗いから始めました。
寒い時期はなかなか窓ガラスを洗う気にならないので、暖かくなってきたゴールデンウィークの休みの日にようやく窓ガラスを洗うことができました。
私の家はすぐ隣が広い土のグランドなので、土埃もあり窓ガラスがすごく汚れます。
冬の間中、ずっと窓ガラスの汚れが気になっていたのですが、寒い時期はカーテンを全開にすることもないので優先順位を後回しにしていましたが、窓ガラスを水で洗って乾拭きをして、見晴らしが良くなった窓ガラスにとっても気持ちが良くなりました。
窓ガラスのきれいになり気持ちも良くなったので、奥さんとコーヒーでも飲みに行くことにしました。
コーヒーを飲んでいる最終に、うちの奥さんは娘が所属する空手道場の審査会に娘が手伝いに行っているので、その様子を見に行ったりしてました。
私はその間に何気なくスマートフォンを見ていたら、14時から国際フォーラムで大好きでずっともう一度見たいと思っていた映画ラ・ラ・ランドをフルオーケストラで演奏する音楽を聴きながら見ることができるコンサートの情報を見つけました!
以前にそのコンサートについて同級生から聞いたことがあったのですが、なかなか事前の情報がわからずにいたところ、たまたま当日になってその情報を見つけてしまいました。
ネットの情報としては、1月からチケットの販売を開始していて、既に「完売」と書いてあったので、当日券があるとは思っていませんでした。
ただ、まだ午前中の早い時間だったので、ダメ元で散歩するつもりで国際フォーラムまで行ってみようと言う話になりました。
ゴールデンウィークの丸の内周辺
赤羽駅から電車で有楽町まで向かい、国際フォーラムに着いたのは開場の1時間半前位でしょうか。
緑が豊かなゴールデンウィークの東京国際フォーラム
何だかよくわかりませんでしたが、「グッズ販売はこちら」という札の下で既に並んでいる人たちもいて、熱心なファンがこれだけいるのだからとても当日券は買えないだろうなー、と思っていました。
そこで係員の方に声をかけて聞いてみたところ、なんと枚数はわからないものの当日券も販売してるらしいことが判明しました!
ただし、開場の時間になってからしか販売しないとのことで、実際の当日券を何枚くらい販売するのか、どのくらい並ばなくてはいけないのかなどの情報は、その時点では判りませんでした。
そこで会場までの時間、近くのカフェでおいしそうなサンドイッチを食べながら時間を潰してみることにしました。
そのサンドイッチの美味しかったこと、美味しかったこと。
具材のポテトサラダにビーツが入っていたので、赤色が映えた彩りからしてとても美味しそうだったのですが、一口食べてみたら本当に美味しくてびっくりしました。
そんなこんなで何とか時間を潰して、開場時間の少し前に当日券売り場に並んでみたところ、2番目で並ぶことができました。
当日券売り場周辺には私たちが並ぶまではほとんど人がいなかったのですが、当日券の販売時間直前に後ろを見てみたら、結構な人が行列ができていましたので、少し早めに並ぶことができて良かったです。
早速入場して、席に向かう途中にグッズ売り場があったので。まずは偵察。
映画の中に出てくる『SEB’S』と言うお店のスタッフTシャツみたいなTシャツが売っていたので、思わず買いそうになりましたが、少し冷静になって我慢してしまいました。
ファンなら欲しくなってしまうグッズがたくさん販売されていたのですが、何気なく視線を映してみると記念フォトブースというのがあって、たくさんの人が並んでいたので、そちらで記念写真を撮ることにしました。
ラ・ラ・ランドの代表的な場面が背景のパネルは、セブとミアが一緒にダンスをするときのポーズでした。
若い人たちは、セブとミアと同じポーズをする人たちもいましたが、私たちはいい歳のおじさんとおばさんだったので、残念ながらそのポーズは照れ臭くてやめておきましたよ。
そして会場に入ってみると、もうワクワクが圧倒的に止まりません。
ここであの映画を見ながらフルオーケストラの演奏を聴くことができると思うと、胸が興奮してくることが自分でも解ります。
何度もトイレに行って準備を整えて、開演時間を待ちました。
ようやく開演時間になって、指揮者の方が現れると外国の方でした。
最初だけ少し日本語で挨拶をされましたが、後は英語を通訳されながらの解説がありました。
通常はオーケストラのコンサートでは拍手や手拍子をする事はありませんが、「今回は拍手をしたり笑ったり泣いたり、遠慮せずに感情を出してください」と言うお話でした。
そして、待ちに待ったオープニング。
例の音楽が始まると、みんなの気持ちが一気に高まるのがよく解りました。
何度見てもセブとミアの表情の豊かさに引き込まれます。
夕暮れ迫る丘の上のダンスシーン。セブのピアノとミアの歌声。
これだけたくさんの人が高いお金を払ってわざわざ見に行きたくなるのは当然だと本当によくわかる作品です。
私はもう50歳を過ぎて、あまり映画に感情移入することが少なくなりました。
このラ・ラ・ランドも感情移入すると言う感じではありません。
私の場合は、特に誰の立場に共感するとか、せつないとかと言う気持ちとは少し違います。
映画ならではの荒唐無稽な話の流れにも全く違和感がなく、音楽・ダンス・俳優さんの表情・ジャズ、このようなこの映画そのものの世界観に圧倒的に引き込まれるのが私がこの映画を好きな理由です。
映画が終わって散歩した東京駅周辺
もしかしたら、私があと10年か20年若かったら、この映画を観たときの感情も少し違ったかもしれません。
でもまぁ、そのような理屈を超えて人の感情を揺さぶる作品に巡り会えたことにとても幸せを感じます。
ほんのひと時でも日常生活を離れて喜怒哀楽を引き出してくれる映画やその他、エンターテイメントというのは、人間の感情の成長には欠かせないものですね。
『いつまでもエンディングを迎えたくない映画』、それが私にとってラ・ラ・ランドと言う映画の最も簡単な説明です。
とは言え、最後の最後のエンディング、セブとミアが無言で見つめ合いうなずき合う瞬間、オーケストラの演奏もクライマックスを迎えました。
指揮者の全身全霊を込めた指揮に、演奏者がすべてのエネルギーを込めて音楽を奏でます。
その後は鳴り止まない拍手がしばらく続いたことは言うまでもありません。
天ぷらそば(温)
私たちは映画が終わった後、余韻に浸りながらゆっくりと東京駅方面に散歩して、東京駅近くでおいしそうなお蕎麦屋さんを見つけて、軽く食事をして帰ることにしました。
おろしそば(冷)
今回は事前情報がほとんどなく、たまたま見つけたラ・ラ・ランドコンサートでしたが、ゴールデンウィークの前半を飾る非常に有意義な1日となりました。
今日も平凡な一日にありがとう!